ミッドナイト・ブルー

「そうみたい、ねえ、ケン店長の、計り事にまんまと乗せられたみたい」
「やられたよ、参った」
それから、その話しに花が咲き夕食を食べながらも話しが続き、結局俺達の出発日は、火曜日と成った。
その日の内に、友達や仲間に、電話をかけ出席の確認を取る為に、潤子は無線の関係、俺は走り屋の仲間や、ショプの関係者、愛美は自分の友達や仲間、無線の仲間など、携帯や家電を使い連絡を取った、それだけで、１時近くに成り、俺は、パソコンに向かった。
結婚しますとチャットルームに書き込んだ途端に日本全国からお祝いの書き込みが増え、大変な事に成りそうだった。
全てが、終わり人数の計算が終わった時、すっかり夜は空けていた。
無線のクラブからは22名仲間からは16名　　　　ショップ関係からは21名パソコン関係からは6名　愛美の関係は30名となり総勢95名とかなりの人数になってしまった。　　潤子は、疲れ果てて和室で爆睡している。　　　愛美は眠い目を擦りながら店長の家にファックスを、流した。
俺は、二次会の場所を決めようと考えたが、この人数にうまく対応してくれる場所で、俺の知り合いの所となると、駅近くの大型居酒屋の店長位しか知らないので、そこに今日直接行って無理無理入れてもらう事にする。
後は、ケーキとリングは、入院中に知り合った二人に頼むことにする。


目が覚めぼーと、していると、愛美が起こしに来た。
ベットの淵に腰掛け、
目覚めている俺の顔を覗き込み、
「ケン、身体大丈夫疲れてるでしょう。無理しないで、私考えたんだけど、店長の思惑にまんまと、乗せられて私喜んだけど、今考えてみたらそんなの、望んでいることでなかったような気がするの、私の小さい頃からの
夢だったから、浮かれていたけど、現実に戻らないと」と、愛美が言う
俺は、今まで働いて貯めた金があるし、最悪まだ手を付けていない、遺産が在るので金銭的には問題ないだから、愛美があんなに喜ぶなら、式を挙げようと考え、
「愛美、今日も忙しい一日になるから覚悟しろよ」と、言うと、
「良いの、やって」
「良いよ」と、言うと抱き着いてキスの雨を降らせて来た。

その日一日走り回り銀行に、行ったりして準備をすすめた。
俺は、疲れていた。