「必ず連れて来いよ」と、捨て台詞を言い喫茶店に向かった。
それを見ていた店長が、俺に、
「大丈夫なのか、かなりぶちギレてたけど」と心配顔で聞いて来た。
「大丈夫、奴の鼻っ柱叩き折って来ますよ」
「喧嘩は、するなよ」
「そんな事しませんよ。第一奴が出来ないですよ見てなかったんですか奴足が震えてましたよ、かなりビビってましたよ、それにここだと他の目を気にしないで大声出せるけどサテンじゃ出せ無いでしょう」と、言うと、
「もしだよ、それでも出して騒いだらどうする」
「そしたら、まず俺の名刺と俺の友達の名刺を見せますよ、その先は言わせないで下さい」
「判った、何にしろ怪我させるなよ」
と話しをし店の中にはいって行っていき愛美に、
「後少しでかたずく、でもお前も反省しろよ」と言うと
「判りました、迷惑かけてすみません」と、言う 10分後、俺達は喫茶店には入ると奴は煙草をかなり吸っていた。
俺は愛美と並んで席に着くとやって来たウエイトレスにコーヒー二つと灰皿を換えるように、頼み俺もポケットからゴロワーズを出しジッポーで火を付けた。
すると、奴は俺に向かって
「何落ち着いて座ってんだよだいたいなんなんだお前は」と、胃って来た
俺は煙草の煙を吸い込むと話し出した。
「まず君も、無線をしている様だけど俺はWの会長であんちゃんと呼ばれている山下賢一だ
そしてSの会長金城さんこと金城佳久氏から直々に愛美の事を面倒観てくれと頼まれている者だけど、君は誰だね」
「俺は、愛美と付き合ってる、荒井と言うもんだ」と、言うから
「君何か間違えてないかな、まず自分の名前、つまり姓名をちゃんと名乗りなさい、次に君と付き合ってるとの報告は受けていないし愛美には真一と言う彼がいる、」と言った時コーヒーが運ばれて来た。
ウエイトレスがさがると、
「名前は、荒井公博だ報告が有っても無くても付き合ってる事には変わりは無い」
「きみえ〜と荒井君か、付き合ってるの意味が違うな、愛美から聞いたが、そんな話しは聞いてない。お互いが認めないと付き合ってるとは言わない君の話しだとストーカーも付き合ってるに成るぞ」