大好きな貴方へ...




「さっ行きますか♪」



「どこ行くの?」



あたしはずっと聞き続けていたけど、
大和くんの得意のスルーで
教えてくれない。



軽く拗ね始めたあたしを見て、



「じゃー家帰るか?」



なーんて言ってくるから、
あたしは全力で首を振る。




そんなあたしを

「フッ..」


 っと笑う大和くんの
運転している横顔は心なしか
いつもよりずっとカッコいい。