MAGICSTORY

「あーあれは国王の大事な客ってことになってるからな………………ほら、着いたぞ」



その一言で前を見ると足元の下にはたくさんの人と、お店で埋め尽くされていた。



思わず駆け出し一気に階段を駆け降りた



「あっおい!!」



ルチェルの声も聞かず飛び出すと



「きゃあっ!!!」




最後の4段で足を滑らせてしまった




焦る暇もない。来る衝撃に備えてただ目を瞑るだけ





しかし考えていた衝撃は来ない。恐る恐る目を開けると、ルチェルに抱えられていた。



「え?!う、わぁ!!ごめんっ!!!!!!」