───────―
───…
205号室。
いつもと何ら変わらないカラオケ店。
でも…今は入るのがとても
怖い。
一度深呼吸をして、意を決して中に入ろうとしたときだった。
ゴンッと派手な音がして。
「いっ…た……。」
「わ!!?ウソ!?
愛結ちん!!?」
扉が開いたのは。
ていうか謝るよりそれが先かよ。
ジンジン痛む頭でそんなことを思う。
「わーごめんっ!!
大丈夫!?」
竜太は焦りながら頭を下げて言う。
「……大丈夫です」
「おー愛結っ!!
おっせーぞー!!!」
今回の騒ぎの、提案者の波奈がマイクを通して言う。
キーンと部屋の外まで響き渡る声。
「あはは。
ごめん、寝坊した」
一度笑って。
苦笑しながら言うあたしの発言に、皆は大爆笑。
そんなクラスメートを見てから、いつものようにくるみの隣に座る。
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205号室。
いつもと何ら変わらないカラオケ店。
でも…今は入るのがとても
怖い。
一度深呼吸をして、意を決して中に入ろうとしたときだった。
ゴンッと派手な音がして。
「いっ…た……。」
「わ!!?ウソ!?
愛結ちん!!?」
扉が開いたのは。
ていうか謝るよりそれが先かよ。
ジンジン痛む頭でそんなことを思う。
「わーごめんっ!!
大丈夫!?」
竜太は焦りながら頭を下げて言う。
「……大丈夫です」
「おー愛結っ!!
おっせーぞー!!!」
今回の騒ぎの、提案者の波奈がマイクを通して言う。
キーンと部屋の外まで響き渡る声。
「あはは。
ごめん、寝坊した」
一度笑って。
苦笑しながら言うあたしの発言に、皆は大爆笑。
そんなクラスメートを見てから、いつものようにくるみの隣に座る。


