最強3年2組!!【完】



「えー。

俺本気なのにー。」



ぷくーっと頬を膨らましながら竜太は言う。



知るか。
んなこと。



「じゃあパーティーの時
ちょーだい?」


いや…

上目遣いで言われても……。



竜太は物をねだるような目で見つめてきて、加えていつの間にかクラスの皆もじーっとあたしと竜太のやりとりを見学していて
簡単に避けることは出来ない雰囲気になっている。






あー…もう。

「…分かったよ」


渋々了承を入れる。

その前にため息が出たのは、言うまでもないが。


「まじ!?

やったー!」




え、何
その喜びよう。


あたしの返事を聞いた途端にピョンピョン飛び跳ね回り、体全体で喜びを表現する竜太。



あげるとは言ったけど、家にある要らないもんにしよーと思ったのに……













こんなんじゃ
手が抜けないじゃんかよー……