「こんな話ししちゃったけど、俺はさくらちゃんの事応援してるからな!!
一応わかってて欲しかったんだよ。」


私が落ち込んでいると和也さんがそう言って私の頭を軽く叩いた。

「痛っ!」

「もっと前向きに考えろよ。さくらちゃんが言ってたように、その先生は立場とか真剣に考えてるみたいだけど、それってその先生がそれだけ良い男っていう証だろ。
人から好かれて嫌がる男なんて居ないよ。」

「でも…。」

「難しいかもしれないけど、それを分かった上で頑張らなきゃ。頑張った分だけ幸せになれるんだからな。
さくらちゃんなら絶対幸せになれるよ。
俺で良かったらいつでも相談にのるから…。」


「和也さんありがとう…



和也さんが教えてくれたことは正直ショックだった。

でも好きなだけじゃだめなんだって気付いた。