「ここだよ。」


しばらくしてマンションの前に車が止まった。


先生の家に入るなんて本当に緊張した。


「お邪魔します…。」


「楽にしてていいから。ちょっと待ってて」


先生の家はすごく綺麗であまり物も置いてなかった。

一人でどうしていいかやからなくて、私が立ったままでいると先生が紅茶を持ってきてくれた。


「紅茶でよかった?とりあえず座りなよ」


「あっ!ありがとうございます。」


紅茶を飲みながら先生としばらく話していた。


「先生。やっぱり卒業しても卒業生と二人でいる所を見られたらやばいんですか?」


思いきってきいてみた。


「やっぱり卒業したって言っても見た人がどう思うかはわからないからな。卒業したからって世間の目は代わらないよ。」