「えっ!?」


「お前夏休みも練習こなかったし、学校始まってからも全然練習参加しねーじゃん。お前のせいで練習進まないし、ぶっちゃけ迷惑なんだけど」


男子の言葉になにも言えなかった。


確かに私は放課後の練習にあまり参加できなかったけど、昼休みとかクラブが始まるギリギリの時間までとか、時間のある時は出来るだけ練習に参加していたつもりだった。


そんな考えが甘かったんだ…。


「ちょっと!さくらは演奏会近いんだししょうがないじゃん!!
それに、クラブに行ってるのさくらだけじゃないでしょ?」


麻里や他の友達がかばってくれた。

「田中は出演者だろ!?鈴木さんは裏方だから、他の子がカバーできるじゃん!!やる気ないなら別に出なくても良いから。」


「あんた何様!?
その言い方鈴木さんにも失礼でしょ!さくらはちゃんと練習してるんだよ!」


「練習してたってみんなで合わせなきゃしょうがないだろ!!」


「あんたまぢで最悪!!」

麻里は今にもその相手に殴り掛かりそうだった。