こうして嵐はさっていった


「失礼する」

あ、いつかの客さんだ

「何の用だよ」

「俺も誰をモデルにしたのか気になってみたので来てみた」

「そんなの直接聞けよ」

「俺と作者は親しい関係ではない。俺は親しい人とはむやみに話さないようにしてる主義だ。だから探偵屋のあんたらに頼んでいる」

「要は人見知りね」

「その言い方は好きではない。
第一人見知りというのは(省略)」


「はいはい。言えば言い訳ね
あんたはぎんた〇じゃなくて黒〇事のほうだ」

「何故俺だけ黒〇事なのか」

「知らないよ。てか知ってるてことは漫画読んでんだな。意外」

「意外というのは人のコトなんかをあんまりみていない証拠だ。
そして俺は黒〇事の何だ?」

「ウィリアム・T・スピアーズ」

「誰だそれ」


「えっと…死神派遣協会管理課の人」

「なんであんな奴の…」

「いや、かわいそうなのはウィリアムさんの方だしね
しかもあんたの場合、雰囲気だけウィリアムだよ」

「その雰囲気という言葉の意味を教えてもらおうか。雰囲気とは一体、何を…(省略)」


「とりあえず帰れ。仕事ないのかよ」

「忘れていた。それでは行く」

「行ってらっしゃーい」