中も立派だった。

「ほい。お茶じゃ」

「手伝いさんいないっすか?」

「いるけど今昼寝しててな。起こしたら前殴られたのでな…」

「立場逆じゃないですか!!」

「まぁ仕方のないことじゃ」

何でクビにしないんだ。

「それで政人。話とは?」

「おれたち、付き合ってんだ」

いや、率直に言うなよ

「なんじゃと!!…て政人と誰がじゃ?」


「俺とこいつ」

そう言って喜一さんを指差した

「政人!!」

怒りだした。フォローしなきゃ

「あのですね…」

「よそ者は黙っとけ!!政人おまえはどうしちゃったんじゃ!?」

「別に俺は至って普通だけど」

「おまえをそんな風に育てた覚えはないぞ」
僕はフォローをまたしようとした
「あのですね…」

「だから部外者は黙っとけ!!
おまえに、またいちから礼儀を叩きなおさなきゃいけない」

「…礼儀?」


「人を指で指しちゃいいとわしは言った覚えはないぞ」


いや、そっちかよっ!!
「じゃあ、付き合っててもいいってこと?」

「当たり前じゃろ。ていうかねぇ政人。人に指差す行為はね…(省略)」