「ということで、金は払いません」

「なんでだよ?金くれや。世の中金なんだよ。金っ金っ金っ!!」

「長谷川さん。変なモードにはいらないでください」

「だって、なにもしてないじゃん。あんたたち」

確かに。
でもここで引き下がる長谷川さんじゃないです
行けっ!!長谷川さん!!

「分かった。それなら仕方ないな」

あら?

「でも二度と探偵屋に近づくな。バーカ」


そう言ってくるりと後ろを向き、門まで歩き出した