ドタドタ

外から激しい音が聞こえる
階段を駆け足で登ってくる音だ

ばんっ!!

「お客様ですっ!!」

「「…」」

「あり?」

少女は首をかしげた

「お客さん。自分で「お客様です」って言わなくても普通にわかりますよ」

「あっすいませーん。私のドジドジドジ~。てへ」

僕は少しイラっとした抑えろ。抑えろよ。僕

「何のご用っすか?」

「お客さんです」

「それはわかってるから。んで何の用?」

「実はね。私が家で飼ってるワニがいなくなったの」

「わ、ワニ?それは大変だな。まあがんばれ」

「でしょ?とってもかわいいの。だから捜せよ」


「真之助君。バトンタッチ」

「お断りします」

「男割り?」

「お断りだよっ!!」

「じゃあ早速私の家に来てくれませんか?ワニ捜すために」