一方探偵屋


「長谷川さん!!何ですか!?その漫画」

「これ音読しながら見回りしてた」

「嘘言わんでください」

「でもこれ結構犯罪防止に繋がる言葉があるぞ
例えばな
『何で俺を尾行してる?』な?」

「犯罪防止に関係ないじゃないですか」

「いやある!!よく名探偵とかが言いそうじゃん」

「いや、言わんだろ」

こうして無事探偵屋の危機は長谷川と石橋桃花の勘違いによって免れた
それにしても依頼主は何故探偵屋にスパイを送り込んだのか
それは誰にもわかりません



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