「んじゃあ何個か質問するな」

「はい、どうぞ」

「今日何色のパンツはいてきた?」

「はぁ?そんなのこたえるバカはいませんよ」

「ダメだよ。ちゃんと言わなきゃ当てられないだろ」

こいつ!!それは立派なセクハラだ!!
訴えるぞ


はっ!!もしかしてこれは私がこいつを訴えて、旦那様の依頼でここに潜入したかわかるための手段

なんとこざかしい。
いや、旦那様が探偵屋に潜入させた理由がわかる
こいつは優れものだ

こいつの思惑にのってたまるか
ここは言うんだ!!
パンツの色を


「…赤です」

「へー。それ勝負下着?」

「いいえ、いつも赤色を着てるんです」

「マジでか。そんな色気あるパンツはいてたら彼氏心配してるだろ?」

「私、彼氏いませんから」

「へぇ、こんなに美人なのにな」


なっ何だと!!こいつ
私を口説き落とそうとしてる
これはもしかして私と恋人同士になり、旦那様を罠にはめようと

探偵屋…恐るべしっ!!