朝陽のもっと向こう側

尚人「ま、何はともあれ準備は完了したわけだし、そろそろ行きますか」

そういえば何故僕はわざわざ家に帰って着替えてきたのだろう。

あゆむ「行くって・・・どこに?」

メグ「以前に病院に行ったときに、夏希さんからこれ貰ったんだ」

メグはそう言って2枚の紙をひらひらさせる。

メグ「はい、あんたの分」

そのうちの1枚を渡された。

あゆむ「これ、門崎祐司の・・・」

コンサートチケット。
今日の18時からのものだった。

慎二「ラッキーだよね」

尚人「続きは歩きながらでいいだろう。 そろそろ出ないと間に合わない」

僕達はそのまま歩き出した。

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