「……どうしますか?」
「あ、こいつなんだ。能恵さん、どうしまっしょ」
「これ食べてから」
走馬をチラ見した後にまたもくもくと海鮮丼を食べる能恵。戸惑う女将を万は「ああああこのガキはお気になさらずにどぞ」みたいな感じで流している。
添はそんな様子を冷静に判断。そしてちらりと走馬の方を流し見た。完璧に無視されている彼の表情は、怒りと戸惑いと呆れが混ざったようなもの。おかげでフリーズしていた。
「女将さん」
「何でしょうか」
「美味しかったわ。アメリカ話はとりあえずとして、また、いつか食べに来ますね。お勘定いいかしら?」
「ありがとうございます。本日は12540円になりますので……」
「カードで一括」
「ありがとうございます。またお越しくださいませ……。万さんも、また」
「ん、ごっそさん。じゃあ今から一悶着やってきまっす」
一同ぞろぞろと店を後にする。能恵がついでに走馬の首を掴んで引きずり出したのを、添は見逃さない。場違いな集団を留めてくれたこの店に、添は一礼した。
そして万の言う通り、やっぱり一悶着あるのだろう。添に拒否権は無く、万にも無い。才能に関してはノーコメントでと、頷きながら店を出た。
「あ、こいつなんだ。能恵さん、どうしまっしょ」
「これ食べてから」
走馬をチラ見した後にまたもくもくと海鮮丼を食べる能恵。戸惑う女将を万は「ああああこのガキはお気になさらずにどぞ」みたいな感じで流している。
添はそんな様子を冷静に判断。そしてちらりと走馬の方を流し見た。完璧に無視されている彼の表情は、怒りと戸惑いと呆れが混ざったようなもの。おかげでフリーズしていた。
「女将さん」
「何でしょうか」
「美味しかったわ。アメリカ話はとりあえずとして、また、いつか食べに来ますね。お勘定いいかしら?」
「ありがとうございます。本日は12540円になりますので……」
「カードで一括」
「ありがとうございます。またお越しくださいませ……。万さんも、また」
「ん、ごっそさん。じゃあ今から一悶着やってきまっす」
一同ぞろぞろと店を後にする。能恵がついでに走馬の首を掴んで引きずり出したのを、添は見逃さない。場違いな集団を留めてくれたこの店に、添は一礼した。
そして万の言う通り、やっぱり一悶着あるのだろう。添に拒否権は無く、万にも無い。才能に関してはノーコメントでと、頷きながら店を出た。
