「あんた、また来たの?」
クレープ屋のおばちゃんにそう言われながらイチゴクレープを買って、フードコートで食べつつ能恵を待つ。「売上ダントツ! 納豆キムチ!」という表示が何であるのかが分からない。納得いかない。
「……何やってんだろ」
甘ったるいイチゴクレープを頬張りながら添は待っていた。近くにあるゲーセンから太鼓の音が響く。廃人なんてどこにでもいるものなのだ。そろそろ時刻は6時になる。
夕飯の買い物をしておけばいいのだろうか。しかしあまり勝手な事をしてしまうと面倒ではあるし、せっかくこういう時間帯にショッピングモールに来たのだ。リッチに外食でもいいだろう。
「ふう」
ふと、添は走馬を思い出した。能恵は彼をどうするつもりなのだろうか。あまりいい評価を持っていないようだったから、だからまあ、それなりに過酷な道を選ばせるのかもしれない。
それが能恵なりの礼儀であって彼女の流儀。才能があると見込めば逃がさないのだろう、きっと。そんな風に添はクレープを食べながら思った。
「すみませーん、納豆キムチクレープ1つお願いしまーす」
「あいよー」
……あと、美味しいのか?
納得出来ないブレンドに首をかしげながらもそちらをちらりと見ると、真っ白な髪をしたワンピースの後ろ姿がある。間違いなかった。彼女が納豆キムチクレープを手に振り返って添を見つけると、ぶんぶんと大きく手を振ってくれた。
クレープ屋のおばちゃんにそう言われながらイチゴクレープを買って、フードコートで食べつつ能恵を待つ。「売上ダントツ! 納豆キムチ!」という表示が何であるのかが分からない。納得いかない。
「……何やってんだろ」
甘ったるいイチゴクレープを頬張りながら添は待っていた。近くにあるゲーセンから太鼓の音が響く。廃人なんてどこにでもいるものなのだ。そろそろ時刻は6時になる。
夕飯の買い物をしておけばいいのだろうか。しかしあまり勝手な事をしてしまうと面倒ではあるし、せっかくこういう時間帯にショッピングモールに来たのだ。リッチに外食でもいいだろう。
「ふう」
ふと、添は走馬を思い出した。能恵は彼をどうするつもりなのだろうか。あまりいい評価を持っていないようだったから、だからまあ、それなりに過酷な道を選ばせるのかもしれない。
それが能恵なりの礼儀であって彼女の流儀。才能があると見込めば逃がさないのだろう、きっと。そんな風に添はクレープを食べながら思った。
「すみませーん、納豆キムチクレープ1つお願いしまーす」
「あいよー」
……あと、美味しいのか?
納得出来ないブレンドに首をかしげながらもそちらをちらりと見ると、真っ白な髪をしたワンピースの後ろ姿がある。間違いなかった。彼女が納豆キムチクレープを手に振り返って添を見つけると、ぶんぶんと大きく手を振ってくれた。
