「……ここに来れたんだね、兄ちゃん」
公園の鉄棒に座ってコンビニおにぎりをかじる走馬は、添を見下ろしながらそう言った。
「何で分かったの?」
「勘」
「……ふぅん」
「お前に話がある」
「あの姉ちゃんの事ならお断りだーけど?」
「お前に拒否権は無いよ」
「何で? あー、兄ちゃん。あの姉ちゃんと付き合ってんの?」
「違うよ」
「じゃあなんで、あんなに姉ちゃんを気遣うの?」
「当ててみれば?」
マウンテンバイクを適当に止めて、添も鉄棒に座る。鉄のざらついた感触は生暖かく、まだまだ暑さは続くなと悟った。
「勘でいい?」
「構わないよ。ってか勘じゃないと分からないだろうに」
「だよね。そっかそっか……。あー、じゃあ、ねぇ」
おにぎりの最後の一欠けらを飲み込んで、どこからか取り出したペットボトルのお茶を飲み干して。それから若々しい得意げな表情で、きっと直感で、第六感で、勘で、走馬は言った。
「似てるから?」
添は鉄棒から落ちた。
公園の鉄棒に座ってコンビニおにぎりをかじる走馬は、添を見下ろしながらそう言った。
「何で分かったの?」
「勘」
「……ふぅん」
「お前に話がある」
「あの姉ちゃんの事ならお断りだーけど?」
「お前に拒否権は無いよ」
「何で? あー、兄ちゃん。あの姉ちゃんと付き合ってんの?」
「違うよ」
「じゃあなんで、あんなに姉ちゃんを気遣うの?」
「当ててみれば?」
マウンテンバイクを適当に止めて、添も鉄棒に座る。鉄のざらついた感触は生暖かく、まだまだ暑さは続くなと悟った。
「勘でいい?」
「構わないよ。ってか勘じゃないと分からないだろうに」
「だよね。そっかそっか……。あー、じゃあ、ねぇ」
おにぎりの最後の一欠けらを飲み込んで、どこからか取り出したペットボトルのお茶を飲み干して。それから若々しい得意げな表情で、きっと直感で、第六感で、勘で、走馬は言った。
「似てるから?」
添は鉄棒から落ちた。
