「また、サボっちゃったなぁ……。仕方ないか、うん」
鍵を掛けてアパートを出る。中ではすぅすぅと眠る能恵がいる。空は紫色。時刻は午後7時。能恵が眠るまで背中を撫でていたら、不自然に温もりが残った。
そんな掌で鍵を握って、階段をなるべく静かに下りて駐輪場へ向かう。自分用のマウンテンバイクにまたがって、はあとため息をついた。
「方向分からないけど……。しゃーない、勘だ」
緩やかに発進。とりあえず左に行ってみようかなと、本当に勘で思った。
待ってて下さい、能恵さん。無意識のうちに呟いた言葉は、理由が分からない。当たり前だけれど。
鍵を掛けてアパートを出る。中ではすぅすぅと眠る能恵がいる。空は紫色。時刻は午後7時。能恵が眠るまで背中を撫でていたら、不自然に温もりが残った。
そんな掌で鍵を握って、階段をなるべく静かに下りて駐輪場へ向かう。自分用のマウンテンバイクにまたがって、はあとため息をついた。
「方向分からないけど……。しゃーない、勘だ」
緩やかに発進。とりあえず左に行ってみようかなと、本当に勘で思った。
待ってて下さい、能恵さん。無意識のうちに呟いた言葉は、理由が分からない。当たり前だけれど。
