そして待ちに待った入学式だ。



でも、うん?
あの子超金髪じゃない?
あの子なんてピアス‥
あの子なんてボタンの開けてる量ハンパじゃない。


「高杉先生、大丈夫ですか?」



はははっなんとかね!!

不良って子はあんまり馴れてないんで‥


「楽しみだな。高杉がどんな先生になるのか」


後ろから声をかけてきたのは西条先生だった。


「入学式は生徒達の始まりの日だからな。

ここから大きく人生が決まるんだ。
高校生は若いようで若くない。
未来を決めるために俺らはどれくらい力になるか、どれくらいそばに居てやるか‥

教師としてそこが大事だよな」



先生はいろんな生徒を見ながら涼しく話した。

そんな先生がかっこよくてたまらなかった。