約束通りなにか奢ることになった私は
翔太と街を歩いてた
「愛美、あっこで食べたいなぁ」
指さしたのは
高級レストラン
はっ…?
無理に決まってんじゃん
ってか高校生が学校帰りに行くとこではないでしょ
顔にでてたのか
「そんなひどい顔すんなよ。
嘘に決まってんじゃん
愛美の財布ん中、今500円しかないんだろ」
とかわいそうな目で私をみる翔太
「な、なんで知ってんのよ!」
「…昨日500円しかない~。って部屋で叫んでたじゃん」
の後に、うるさかったなぁ。と付け足した
金欠なのしってて
奢らせようとしてる?
「500円分の物ってなにがあるかなぁ」
とあたりを見渡す翔太
悪魔だ
