「じゃあね」 これっきりでは、ないんだと。 またどこかで会う、気がする。 その背中を見つめながら、 私は不思議とそう思っていた。 ――『明日、学校で』 なんて りくくんが呟いていたことを、私は“明日”知ることになる。