店内の透明の自動ドアが開き、誰かが入って来るのが見えた。 『ちょっと、…どういう子?』 『ちょっと待って』 お客さんに興味津々のボクら。 さっきウサギが “今日は買われそうな気がする” なんて言うから。 『あ……、男の子だ』 『え、どこどこ?』 なんて、微かにカラダを揺すって少しでもその位置から見ようとするウサギ。 『バレちゃうよ』 『大丈夫よ』 その男の子が見えたらしい瞬間ウサギはピタリと止まってみせた。