でもね
いつまでもこの気持ちをナイショにしてたのは


幼なじみ“みたいな”関係が変わってしまうのが嫌だったから。


ずっとずっと、
凜久と一緒にいたいから。



***




「凜久っ、起きろーー!!」

今日も私はこうして、凜久を起こしに行くの。

シュガーピンクから
徐々に濃く染まっていくハートを内側に隠して。



そんな
乙女ゴコロに

早く気付いて――…?