それから学校に着くともっと大変だった。

クラスに入った途端、

「神崎様。おはようございます」

「昨日の婚約発表見ました。すごくお似合いでしたわ。」

「神崎さんがあの神崎財閥の令嬢だったんですね」

クラスみんな急に態度を変え質問の嵐嵐嵐。

すると、またいきなり腕を掴まれ輪の外に出られた。

手を掴んだのはやっぱり蓮。

「おい。真梨愛に近付くな」

クラス全員を見回して言う。

「真梨愛大丈夫か?」

『うんっ。ありがとね蓮。』

「おぅ」