手のひらの終焉

が、

彼女にも、すぐに分かるほどの、

唯一の欠点があった。
 
この、

野太い声、

こいつ、

男だ。
 
てことは、

マモウルは、

このグループの、

紅一点なんだな。

リャウカは、

自分のことは数に入らないみたいに、

そう、

思った。