しかし、こんなトコにまで懲罰室を作らなくても。
 
リャウカは、床に座り込んだ。
 
思えば、これが二度目の懲罰室送りだった。
 
一度目は、まだ幼い頃だ。

この仕事がイヤになって。
 
わざと失敗する。それを繰り返しているうちに、

ついにはバレて懲罰室へ送られた。
 
その後は、感覚が麻痺でもしたのか、素直にこの仕事に戻った。

 
まてよ、あれ以来、懲罰室送りになって無かったってことは

あたしって、結構優秀なんじゃ。
 

リャウカは苦笑した。