ジープに乗っていたのはリャウドだった。

「マモウル、無事だったのか」
 
運転席から身を乗り出してリャウドは言った。
 
マモウルはニッコリ微笑んだ。

「ええ。でもよくここが分かったわね」

「そうなんだ。オレ、気付いたら砂漠の真ん中で倒れてて、

目の前に銀髪の男がいたんだ。

何者か知らないけど、この場所を教えてくれた。

ところでリャウカは?」