リャウカは再び砂の上に身を伏せた。
 
当たりはしない距離、だと思われる。
 
だけれど、散弾銃のカケラがリャウカの背中に落ちてきた。

殺傷するほどの威力は失っていたようだが、

リャウカの心臓は一瞬縮みあがった。
 
届かないながら、狙いは完璧だった。
 
これでは近づけない。