手のひらの終焉

だけれど、

女装していても、

アモーレは男だった。

しかも普通の男より怪力だった。

いつの間にか押さえつけられていて、

逃げられない。
 
うそお。
 
リャウカは涙目になった。
 
何が悲しくて、

オカマさんに教われないといけないのだ。
 
でも、暴れても無駄だと分かって、

リャウカは、

手足をぐったりとさせた。