「可愛い顔しちゃって。

あたし結構好みなのよね」

言って、

一瞬間があったなと思うと、

香水の香りがいっそう濃くなって、

次の瞬間、

唇をふさがれた。
 
驚いて眼を開けると、

ドアップのアモーレがいた。

リャウカの口を塞いでいたのは、

アモーレの唇だった。
 
オカマさんにキスされてるう。
 
リャウカは手足をばたばたと動かして逃れようとした。