利香は首を振った。
「今はまだ・・・雪湖を混乱させたくないし
竜にも後ろめたい気持ちで
雪湖を引き取ってほしくないの。
夏絵さんの手前もあるし
雪湖が竜の子だってわかったら
辛くあたられるかもしれないから
18になった日に
竜と雪湖に宛てに手紙を渡してほしいって
お願いできるかしら。」
「その時でいいのか?
本当のこと……言うのは……」
「雪湖には、わかってほしいから。
私の生き方と雪湖の人生を
照らし合わせてほしい……
優しいパパの笑顔だけを
雪湖のパパだと思わせていたい。」
洋平は涙ぐんだ。
「俺は雪湖の父親だって
ずっとそう思ってきたよ。
愛おしくて仕方がない。
俺の宝物だったよ。」
「ありがと、
私にはあなたと雪湖が宝物だったわ。」
涙で濡れた唇で
キスをした。
「今はまだ・・・雪湖を混乱させたくないし
竜にも後ろめたい気持ちで
雪湖を引き取ってほしくないの。
夏絵さんの手前もあるし
雪湖が竜の子だってわかったら
辛くあたられるかもしれないから
18になった日に
竜と雪湖に宛てに手紙を渡してほしいって
お願いできるかしら。」
「その時でいいのか?
本当のこと……言うのは……」
「雪湖には、わかってほしいから。
私の生き方と雪湖の人生を
照らし合わせてほしい……
優しいパパの笑顔だけを
雪湖のパパだと思わせていたい。」
洋平は涙ぐんだ。
「俺は雪湖の父親だって
ずっとそう思ってきたよ。
愛おしくて仕方がない。
俺の宝物だったよ。」
「ありがと、
私にはあなたと雪湖が宝物だったわ。」
涙で濡れた唇で
キスをした。


