「電話が来ると思ったよ。」
稔の声に吐き気がした。
「何かしてるんでしょ?」
「おもしろいね~
洋平くん駆け回ってるよ、金策に。」
そこまで追い詰められてることを
利香は知らなかった。
「俺のとこにも来たよ。」
「うそ・・・・」
「利香には言わないでくれって
哀願されたけどね。
基盤をかためずに目先だけで
事業拡大しちゃったから
経営をなめてんだよな~
もっと勉強して見極めなきゃな。
俺のとこにまで来るんだからよっぽど
切羽つまってるぞ。」
「鬼、あなたがそうしたんでしょ?」
「彼がほんとに優秀なら
俺の障害なんか関係ないだろ?
竜平くんは優秀な経営者だけど
洋平くんはダメだな~」
「そんなことないから」
利香は悔しくて涙が出てきた。
「なんかあれば手を貸すよ。
おまえ次第だけどね。」
稔の卑怯さに言葉を失った。
稔の声に吐き気がした。
「何かしてるんでしょ?」
「おもしろいね~
洋平くん駆け回ってるよ、金策に。」
そこまで追い詰められてることを
利香は知らなかった。
「俺のとこにも来たよ。」
「うそ・・・・」
「利香には言わないでくれって
哀願されたけどね。
基盤をかためずに目先だけで
事業拡大しちゃったから
経営をなめてんだよな~
もっと勉強して見極めなきゃな。
俺のとこにまで来るんだからよっぽど
切羽つまってるぞ。」
「鬼、あなたがそうしたんでしょ?」
「彼がほんとに優秀なら
俺の障害なんか関係ないだろ?
竜平くんは優秀な経営者だけど
洋平くんはダメだな~」
「そんなことないから」
利香は悔しくて涙が出てきた。
「なんかあれば手を貸すよ。
おまえ次第だけどね。」
稔の卑怯さに言葉を失った。


