「ママ~お客さまだよ~」
幼稚園から帰ってきて
庭で遊んでいた雪湖の声がした。
利香は掃除の手を止めて
声のする方へ向かった。
「は~い」
雪湖が笑顔で客と話していた。
雪湖の笑顔は不思議に癒された。
客はしゃがみ雪湖と目線を
合わせていた。
「雪湖ちゃんって言うんだ。
おかあさんにそっくりだな~」
広いガッチリとした背中
聞き覚えのある声
「ママ~お客さまよ。」
雪湖はまたバラ園にじょうろを
持って走って行った。
ゆっくり振り向く
悪魔が幸せな時間を切り裂いた。
利香は足元がガクガクと揺れた。
「やっと会えたね。」
悪魔は微笑んだ。
幼稚園から帰ってきて
庭で遊んでいた雪湖の声がした。
利香は掃除の手を止めて
声のする方へ向かった。
「は~い」
雪湖が笑顔で客と話していた。
雪湖の笑顔は不思議に癒された。
客はしゃがみ雪湖と目線を
合わせていた。
「雪湖ちゃんって言うんだ。
おかあさんにそっくりだな~」
広いガッチリとした背中
聞き覚えのある声
「ママ~お客さまよ。」
雪湖はまたバラ園にじょうろを
持って走って行った。
ゆっくり振り向く
悪魔が幸せな時間を切り裂いた。
利香は足元がガクガクと揺れた。
「やっと会えたね。」
悪魔は微笑んだ。


