「利香が今どうしてんのか
知ってんのか?」



「しらねーよ。
別れたんだから・・・・」



「なんで俺に
別れたこといわねーのよ?
俺が利香を好きなこと知ってるだろう?
俺が利香を支えることができるだろう?」



「そんなこと言うか。」


「おまえが言ってくれてれば
こんなことにならなかった。」
洋平は拳を握りしめた。


「利香がいなくなった・・・・
全部捨てて・・・・
あの律儀な利香が・・・・
会社も無断欠勤で・・・家具もおいたまま・・・」



「え・・・・」


洋平の拳は竜平の頬を打ちつけた。


「キャ~~~!!!」
夏絵の悲鳴・・・・・


「おまえわかるよな・・・・
絶望させて・・・・
利香がこの世からいなくなってたら
おまえを一生呪ってやる!!
おまえは幸せになんかなれねーぞ!!」

洋平は家を飛び出した。