「ずるくない・・・・
優しいよ。
私を拒否しないでくれるだけでいい。
二番目でもいいから……」

冷たい頬に涙を感じる。



「こうしてたまに会ってほしい。
たまに抱きしめてほしいの。
一人じゃ寂しい……
リュウがいてくれたら……
こんなに幸せなのに……」


「それでいいのか?
俺の一番はあいつなんだよ。」


「私のことどう思う?」


「かわいいよ…愛おしくて
ほっとけない、いつも守ってやりたい。
トモも大好きだ、」



「それだけで……私は
幸せだよ……
私もリュウを守ってあげたい。
リュウの望むことなんでもしてあげる。
一番じゃなくていい
一番に近い二番ならいいもん。」



「俺、ずるすぎるよ。
好きな女二人とも自分のものに
したいと思ってる。
いつかきっと罰が当たるな。」



「罰を受けるなら
私も一緒に受けるわ・・・・」


星空は見ている



 俺が利香を裏切った夜を・・・・


竜平と夏絵は長いキスをした。