「どうしてあなたが来たの?」
「さっき言っただろ?」
「嘘よ、おかあさんから聞きだして
きたんでしょう?」
「こっちにも用事があったんだ。
今度こっちに支社を出すつもりで
土地を見に来たんだ。」
「私は就職する。
大槻にしがみつかないから。」
「父だって大学に行かせたいって
おかあさん言われてるみたいだよ。
これからは俺だけどね。」
「戻らないわ。
雪が好きなの。」
迎えの車に無理やり乗せた。
「ちょっと、どこに行くの?」
「話しないと・・・・
いろいろさ・・・・・・」
「話なんてない。」
「おかあさんのこと聞きたくないか?」
「あんたが鬼っていう話?
悪魔?死神?変態?」
「まあな・・・・
とにかく話そう・・・・」
「ふたりっきりは絶対いやよ。」
稔は穏やかに笑う。
この落ち着き払ったとこがイヤ・・・・
「さっき言っただろ?」
「嘘よ、おかあさんから聞きだして
きたんでしょう?」
「こっちにも用事があったんだ。
今度こっちに支社を出すつもりで
土地を見に来たんだ。」
「私は就職する。
大槻にしがみつかないから。」
「父だって大学に行かせたいって
おかあさん言われてるみたいだよ。
これからは俺だけどね。」
「戻らないわ。
雪が好きなの。」
迎えの車に無理やり乗せた。
「ちょっと、どこに行くの?」
「話しないと・・・・
いろいろさ・・・・・・」
「話なんてない。」
「おかあさんのこと聞きたくないか?」
「あんたが鬼っていう話?
悪魔?死神?変態?」
「まあな・・・・
とにかく話そう・・・・」
「ふたりっきりは絶対いやよ。」
稔は穏やかに笑う。
この落ち着き払ったとこがイヤ・・・・


