そして当日迎えに来た勇希の車は

マークⅡの黒のバンに

サーフショップのステッカーが

貼ってある県外ナンバー



私はこれだけで

テンションが上がった




やっばぁ~いっ!かっこいぃ~




くわえ煙草で運転して



にこっと笑った勇希に完全に

見取れてしまっていた・・・


・・・


だってこの頃の周りの男子は

同い年の子かヤンキーか

ギャル男か普通の高校生かで

年上の車持ちのおしゃれな



大人の男の人って・・・



それだけで充分過ぎる

と思っていたのは私だけで



恋愛経験も豊富で

大人な友達は冷静で・・・


一緒に遊んだ友達は

「かっこいぃーけど遊んでそぉ」

とか

「絶対遊んでるね!!!」

とか

とか


私は遊んでそぉーとか

どこらへんが???


????って感じでした・・・


そんな見極める力がこの時にあったら

この先勇希にハマる事は

なかったかもしれない・・・



私はこの出会いは

ラッキーありがとぅ春馬

な感じで



友達の反応より

自分の直感を優先するのでした


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