……

ヨシツネ……

………ヨシツネ…


「ヨシツネ!起きなさい!
いつまで寝てるの!」

勢い良く開けられたドアと一緒に飛び込んできた大声に、俺は叩き起こされた。
その声の主は、

「か、母さん…?」

「ホラ、早く起きないと学校に遅れるわよ!」

学校?
何の話だ…?

と、鏡に映った自分の姿を見て我が目を疑った。


「!?」


そこに居るのは、まぎれもなく自分だ。


「これは!???」


でもそれは、小学生ぐらいの子供だったんだ。