▼じじ「女の子じゃ!タケノコから女の子が出てきたんじゃ!!」
▼ばば「何だって!?とりあえず服を着せるか。」
▼女の子「ありがとう、おばぁさん。」
▼ばば「あら可愛いじゃない。ちゃんとお礼も言えて。」
▼じじ「なんか前とキャラが違…―うぐっ!!」(女の子に足を踏まれる)
▼ばば「何か言いました?おじぃさん。」
▼じじ「いえ、何も…」(ヤバい怖い)
▼ばば「あらそう。まぁとりあえずこの子は私たちが育てましょうか。」
▼じじ(マ…マジで!?)「は、はい。是非ともそうしましょう。」
▼女の子「わーい♪どうもありがとう。おばぁさん優しーい!おばぁさん大好きー!」
▼じじ(けっ…ばぁさんだけかよ)
▼女の子「おじぃさん何か?」
▼じじ「は、はい、いや、何でもござりませんお嬢さま…」―――な、なんだコイツ!?心もよめるのか!?
▼女の子「ニコッ★」
▼ナレーター「こうして謎の女の子を含むおじぃさん一家は、とりあえず上辺だけは仲良く暮らしていくのでありました。そしてそして…」
―20年後―
(※じじぃとばばぁはまだ生きています)
▼女の子「おばぁさーん!洗濯物干し終わりました。ここに置いておきますね。」
▼ばば「あらあらもう終わっちゃったの?どうもありがとう。助かるわとも子ちゃん。それにしても本当に大きくなったわねぇ?おじぃさん。」
▼じじ(コ、コイツついに20年間も居座りやがった!)「あ、あぁそうだな。もうあれから随分経つしな。」―――宿代払いやがれオンドラー!!
▼ばば「初めはあんなに小さかったのにねぇ~~。確かほんの2寸(6cm)ほどしかなかったと思うわ。―――タケノコから生まれてきたのによくここまで成長してくれたよ。ばーばは嬉しいわ。」
▼じじ(だいたいタケノコから生まれてきたってなんだよ)
▼とも子「おじぃさんまた何か?」
▼じじ「はい、何でもありません。生まれてきてごめんなさい。」
▼とも子「そう、わかれば良いわ。」
▼ばば「それにしても、とも子ちゃんは本当にベッピンさんだねぇ…変な男が寄り付いて来ないか心配だわ。」
▼とも子「おばぁさん、大丈夫ですよ。いつもいつも心配して下さってありがとうございます、おばぁさん!ここまで成長できたのも全ておばぁさんの…おばぁさんのみのおかげです。本当にありがとう、おばぁさん!」