~プロローグ~
昔々あるところに1つのタケノコが落ちていました。そのタケノコには何とも言えない魅力があり、どことなく惹きつけられるものがありました。このお話は、そんなタケノコから始まる…‥キセキのLOVEストーリーです。
~本編~
▼じじ「おばぁさんや、今日の夕飯はなんだね?」
▼ばば「そうねー…。チンジャオロースにでもしようかしら。あ、でもタケノコがないのよね…‥」
▼じじ「そうか。じゃあワシが山へ取りに行こう。」
▼ばば「あらそう。助かるわー。じゃあヤマンバに気をつけてねー!」
▼じじ「はいよー。たくさん取って来るからな~~」
▼ナレーター「こうしておじぃさんは山へ向かいました。―――おおっと挨拶が遅れました。わたくし“きよし太郎”でもナレーターを務めさせて頂きました、今井と申します。さて挨拶はここまでとして早速話しを進めましょうか。」
―山にて―
▼じじ「はぁ…はぁ‥やっと着いたわい。しかし参ったな、モタモタしていたからすっかり暗くなってしまった。さっさとタケノコを採って家に帰るとしよう!」
▼ナレーター「それからおじぃさんは暗い中必死にタケノコを探しまくりました。そんなおじぃさんの目の前に…“アヤツ”は姿を現したのです。」
☆★にょきにょきにょき…ピ―――ン!!
▼じじ「うわおっビックらこいた…」(じじぃ、汚い土にも関わらず思わず尻もち)「なんだこれは、タケノコか!?それにしてもこの黄金の輝きは実に素晴らしい。とりあえず家に持ち帰ってみるか。ばぁさんもきっと喜ぶ!」
▼タケノコ「おぎゃーおぎゃー」
▼じじ「何かタケノコの中から聞こえるような…」
▼タケノコ「泣いてんだからとっとと出せよ!」
▼じじ「むむっ…タケノコが喋った!!よし、とりあえず切ってみよう。」
▼タケノコ「気をつけて切ってよね!」
▼じじ「一体何なんだこのタケノコは…エイッッ!!」
―――パカッ
▼女の子「おぎゃーおぎゃー」
▼じじ「なっなんと、女の子ではないか。一体どこから来たのだろう…よし、とりあえず家に連れて帰ろう!」
▼ナレーター「こうしておじぃさん正体不明の女の子を家に連れて帰ることになりました。いやー、まだ先がよめませんねー。」
―家にて―
▼じじ「おばぁさんや、おばぁさんや!!」
▼ばば「どうしたんだい、そんなに慌てて。」