だから恋は少し切ない

 

「で、仕事のやる気が萎えてどうしたの?仕事しない1日を過ごしたの?営業課長が?」


「バカ言え。仕事は真剣にやるに決まっているだろ?」


「ふーん」


「お前、信じてねぇな?」


「いや、信じてるよ?そう言えばこの前、新規の受注がどうとか言ってたけど、その後どうなの」


「……聞いてくれよ」


待ってました、とばかりにシュウは得意気な顔になる。


わたしの方へ身を乗り出し、打ち込んでいる仕事の話を熱く語り出す。


わたしより3つも年上なのに、子供みたいに目を輝かせるシュウ。