お洒落な内装と 自家製フルーツワイン 「おいしい」 わたしは一言そう言って グラスをテーブルに置く 「強い酒だから、水も時々飲めよ」 隣のシュウがそう言って、火のついた煙草をくわえながら水の入ったグラスをわたしの前に置く。 「お前、酒弱いからな」 わたしは頷きながら、隣のシュウを見た。 その整った顔だちに魅入ってしまう。 わたしの視線に気付いたシュウはそっと眉を上げ、わたしの会話をリードする。 ・