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『……け、剣崎先生。
あたし、帰らなきゃ行けないんですか?』



「まぁな。
38度9分もあるんだし、仕方ないんじゃね?(笑)
つーか、親御さん、家に居るか??」



『あぁ、父は海外出張で、母と姉は県外に……
つまり、家にはあたししか居ないです。』



「………。
じゃあ、遼太郎に送らせるか……
1人で帰れる、体温じゃないしな(笑)」



いや、なんで、アイツなんかに送ってもらわなきゃいけないんだ??!!!

『……あっ、自分で帰ります。
アイツなんかに送ってもらうなんて癪ですから』




「………ぷっ……
………………あははッ!!!!!
可愛い顔して言うねぇ(笑)
気に入ったよ!
お前の名前は??」



『………岡崎 美依です。』

一応、名前を言っておく。
先生らしいから………
(↑美依は、風邪をひいたりしないので、保健の先生の顔すら知らない)