あいつは、顔に手を当てて息をふぅーっと吐いた。
「……それ、本気で言ってるの………??」
『あぁ゛???
嘘なんて言うわけないだろ!!
馬鹿たれ!!!!』
「……おぉ、怖ッ(笑)
じゃなくて、熱測ってみて………」
と言って、机の上に置いてあった体温計を渡してきた。
はぁ?!
何で熱測らなきゃいけないんだ???
体調は良好だぞ??
「……いいから、測ってみて………」
多分、あたしが不満そうな顔をしたのはわかったんだろうね?
ちょっと笑いながら、ぽんぽんっと頭を手を乗せた。
そして、もう一度体温計を渡してきた。

