あたしは、ジャージに着替えてキッチンに向かう。



『……真田 遼太郎………
何をしてるんだ??』



「おッ!!
美依、ナイスタイミング♪♪
ほら、熱冷まシートと水枕、スポーツドリンク♪♪
なんか、食いたいもんあるか?」



……こいつは、将来は立派な主夫になれるな(笑)
あたしは、ソファーに座りながら笑った。



「……なんか、食いたいもんないの??」



『……ん〜。
あんまり食欲ないからなぁ………』



「じゃあさ、俺特製のおじやを作ってやるよ(笑)
……冷蔵庫の中身は、勝手に使っていいか?」



『…うん。平気だ(笑)
なんか、ありがとうな。
迷惑をかけてばっかりかもな………』


あたしが、小さい声で呟くとアイツは………







「……俺は、迷惑なんておもわねぇーよ?
逆に頼ってくれた方が嬉しい♪♪」

とニッと笑った。










あたしは、また心臓がトクンとなるのがわかった……。