クリスマスは、彼女と過ごすか正直迷った。

関係は最悪だったし、すれ違ったまま、もうこのままダメかもしれないと何度も思った。

でもやっぱり手放せるほどオレは大人でもなくて。

オレから彼女が離れて行くコトがたまらなく怖かった。

必死で、クリスマスを有給使って美沙と過ごすコトを考えた。

美沙が受け入れてくれて、泣いてくれた時、オレはもう二度とコイツを手放さないって誓った。

その時、正直木村のコトなんて頭になかった。

ホント最低な男なんかもしれん。