チッチッチッ―― 「はい、8時。勉強始めるよ」 「…」 またもや無視…。 あたしは机一杯に問題集を広げた。 「早く来て解いて」 あたしがそう言うと無言で、こっちに歩いて来た。 「あんたさ…」 詩は、あたしに顔を近づけながら言った。