金太郎ガール。



「ちょっ待てよ!!!」


……誰かがキム〇クの真似をしている。


ちょっとリアクションしないと可哀想だけど、私は今心の中ズタズタですから。


シカトさせていただきます。


そしたら誰かが、私の腕を後ろから掴んだ。


「痛っ……」


「あ、ごめんっ!」


私はその声を聞いた瞬間、マッハ7くらいのスピードで顔を上げた。


だってその人は……


「疾風くん……。」


少し顔を歪ませた、愛しの疾風くんだったのだから。